予想外の恋愛
「あ、朝田さん…好き、好き…」
「っ!ナギサ、好きだ…」
お互いの名前を呼んで、顔を見て、お互いのすべてを感じ合う。
こんなにもこの人に求められていることが嬉しい。
色んな表情を見るたび、そのすべてをどんどん好きになってしまう。
「は、…っ」
その荒い息遣いも、時々もれる熱い吐息も、額にうっすらと浮かぶ汗も、全部全部私を溶かす材料になる。
ああ、幸せだ。
きっと今私は世界で一番幸せで、世界で一番女だ。
あんなに嫌いだと思っていた人にこんなにも女にされるなんて。
何度もすれ違ってきたけれど、こうして想いは通じ合った。
予想外。
本当に予想外だ。
出会った頃は好きになるなんて考えもしなかった。こんなに大切になるなんて。
…不思議。
嫌いだったあの頃さえ、きっと必要な時間だったんだと思えるなんて。
恋はいつどこで始まるかわからないなんて、嘘だと思っていたのに。
こんなに予想外な結末が待っていた。