夢魔~残酷な悪夢の世界へ~(リメイク&新章追加済み)

「須賀先輩助かったんですよ!!
なかなか戻って来ないので、私と青木先輩が様子を見に行ったら家のリビングで倒れてて
慌てて救急車を呼んだんです!」
そう言う響子。


「お前…めちゃくちゃ運がいいよ!普通だったら滅多刺しにされて殺されてたんだぜ!?」


確かに…ってちょっと待て!?

「おい、母さんは!?
母さんは、無事なのか!!?」
必死に起きながら言うと

「……。」
暗く静まり返る祐介。

響子は、泣き出してしまった。

まさか…

「…おい…どうなんだよ?」

嫌だ…信じたくない!!

ガチャッ

「母さんは、死んだよ!殺されたんだ…」

「父さん!!?」
父さんが病室に入るなりそう言ってきた。

< 116 / 269 >

この作品をシェア

pagetop