Bad Voice
救急隊員の人が
凌雅の名前を呼び続けていると
凌雅の服から紙が落ちてきた

俺はその紙を拾い上げ
見てみるとその紙には


┌─────────────────┐
│ │
│DEAR: 中島 凌雅 │
│ │
│中島 龍二 の意志を継ぐものとし │
│ │
│ │
│永遠の眠りにつき │
│二度ともどれない。 │
│ │
│ FROM: 寺坂 春馬│
│ │
│NEXT; 菊本 柊生の意志を継ぐもの~ │
│ │
│ │
└─────────────────┘


なんだこれ…
はま?はまは、死んだはずなのに?
なんで、死んだ奴から手紙が来る!
それに、なんだよ
凌雅が龍二の意志を継ぐもの?
わけわかんねぇよ!
永遠の眠りつく??起きないのか?
それに、なんなんだよ
NEXT:菊本 柊生の意志を継ぐものって
拓弥のことか?


…さん?…やまさん?

「村山さん!」

はっ、と我に返り救急隊員の方に
呼びかけられていたことに気づいた

「中島さんの家の連絡先とかわかるかな?」


「あ、いやわかんないです」

知り合って間も立っていないのに
連絡先なんて交換しているはずがない

にしても、あの時聞こえた声は
はまのこえなのか?


そんな事を考えているうちに
病院に着いた
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