Bad Voice
ダンス部入部
――キーンコーンカーンコーン――

放課後だ
行かなきゃだな
あー、だるいな
ま、いくか!

気合いを入れ直し立ちあがった瞬間に

「一緒に行かへん?道わからんし!」

いやな、声が降ってきた
俺は、それを無視して第二体育館へ
向かったその間も

太陽はしゃべり続けていた

「まだ、気にしてるんか?」

「もう、ええ加減にキリつけろよ」

太陽が、話し続ける

無視が一番だそう思って
聞き流していた

「あいつも悪かったんやろ」

俺はこの言葉を聞いた瞬間
無視なんてできなかった。

「は?何言ってんだよお前」

太陽は、笑っていた

「やっと、喋ってくれたんやな」

待ってましたと言わんばかりの
誇らしげな顔をして俺を見ていた
太陽に苛立ちしかおぼえなかった。

「あいつのどこが悪かったんだ?
お前があんな事さえしなければ俺だってこんな事にはならなかったのに!!」

そんなことを言っていると第二体育館に着いた
中にはダンス部の部員が
練習をしていた。
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