不器用な彼と
亜紀Side
玉森先生って変な人だなぁ…。
教師のくせにアイスやらコーラやら持ち込んでおまけに深夜に宿舎脱走と、
見つかったらどうするのよ、って突っ込みたくなることやりまくりだ。
「ほーら、綺麗っしょ?」
ちらり、勇気を横目で見る。
星に負けないくらい勇気の瞳はきらきらしている。
あぁ、星、本当に好きなんだなぁ。
…私は、勇気が好きだよ…。
って、何考えてんだほんとに。
星の下でそんな無粋なこと考んなよ、なんて勇気なら言うんだよ、きっと。
ほら、また勇気のことばっかり。
「みて、亜紀」
指差す方に、二つの寄り添う小さい星。
でもキラキラと強い輝きを放つ星。
「あれは、隣にあるから、俺たちの星」
いつからだろう。
勇気の右手は私の左腕をぎゅっと掴んでいる。
その温もりが気持ちいい。
二つの星をこのまま見つめていたい。
忘れたくない。
見失いたくない。
ずっと。
「おふたりさん、戻ろっか」
いつまで見ていたか。
「わ、わりぃ」
パッと離れてゆく勇気の右手。
うん、なんて頷いて部屋に戻って。
あの時間が終わったのは寂しくても、
袖にまだ残ってる勇気の温もり。
絶対に忘れられない、夏の大事な思い出だ。
玉森先生って変な人だなぁ…。
教師のくせにアイスやらコーラやら持ち込んでおまけに深夜に宿舎脱走と、
見つかったらどうするのよ、って突っ込みたくなることやりまくりだ。
「ほーら、綺麗っしょ?」
ちらり、勇気を横目で見る。
星に負けないくらい勇気の瞳はきらきらしている。
あぁ、星、本当に好きなんだなぁ。
…私は、勇気が好きだよ…。
って、何考えてんだほんとに。
星の下でそんな無粋なこと考んなよ、なんて勇気なら言うんだよ、きっと。
ほら、また勇気のことばっかり。
「みて、亜紀」
指差す方に、二つの寄り添う小さい星。
でもキラキラと強い輝きを放つ星。
「あれは、隣にあるから、俺たちの星」
いつからだろう。
勇気の右手は私の左腕をぎゅっと掴んでいる。
その温もりが気持ちいい。
二つの星をこのまま見つめていたい。
忘れたくない。
見失いたくない。
ずっと。
「おふたりさん、戻ろっか」
いつまで見ていたか。
「わ、わりぃ」
パッと離れてゆく勇気の右手。
うん、なんて頷いて部屋に戻って。
あの時間が終わったのは寂しくても、
袖にまだ残ってる勇気の温もり。
絶対に忘れられない、夏の大事な思い出だ。