いつも恋して・・・
「・・・・。」


梨佳子は廉の言葉通りかもしれない・・・そう思うと何も答えられなくなった。


少し経ってから、


「確かに親父は反対するかもしれないよ・・・何処かの令嬢との結婚をいうかもしれない、でも俺はできないでしょ~!!」


「梨佳子はそうなったら妾にでもなるつもり?それともハイそうですかって別れられるの?!」


梨佳子は先の見えない廉との付き合いに何を求めて、どうしたい・・・とは考えたことはなかった。


ただ多分、廉に結婚の話が出たら廉の言うように、ハイそうですか・・・と別れを選ぶしかない・・・と腹をくくっていた事だけは確かかもしれない。


梨佳子は頭の中でグルグルと考えながら喋り続ける廉に何一つ答えれなかった。


「一緒に頑張るって言ってよ!」


「そんな顔するなよ・・・」


「ゴメン・・・俺のせいで色々考えたんだよな・・・」


廉は梨佳子を優しく抱き寄せた。


「お前は何も考えなくていいよ、俺の家の事だから・・・そのまま傍にいてくれたらいいよ・・・。」


廉は梨佳子を抱きしめながら優しくつぶやいた。


絶対に放せない・・・・


廉は梨佳子を抱きしめながら眠った。




「面接に行くのはいいけど、会社はちゃんと選べよ!!」


「それと昨日言った事は本気だから・・・余計な気を回すのは絶対にやめてね!」


廉は起きてから同じ事を何度も行って朝早く帰って行った。


「・・・・。」


廉が朝早く帰った事を父は見ていた。


『どうやら本当か・・・』


シャワーを浴びて着替えを済ませた廉はスグに出社した。」


「今日の予定は・・・」


秘書の伊藤が読み上げていたら・・・


♪~♪~


「ハイ 専務室」


社長から電話が入った。

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