いつも恋して・・・
廉は次の日も、また朝早くに家に帰った。


廉がゴソゴソと用意をしているのを父は見ていた・・・


「・・・。」


社長は会社に出勤するなり、秘書に言った。


「今日の午前中の予定をすべてキャンセルしてくれ!」


「?!・・・ハイッ」


「それと専務を明日から九州支店に出張させるように手配して!!」


秘書はとうとう・・・社長が動き出してしまった、と気が付いた。


『俺がお伝えする前に・・・(-0-;)』


「専務を呼んで!」


「・・・ハイッ」


秘書との話が終わった後すぐに廉は社長室に呼ばれた。


♪~♪~

「ハイッ専務室」


「社長室においでください」


社長秘書の松井は言葉を口にするのも気が重かった。


「分かったすぐに行く。」


廉は電話を切ってすぐに社長室に向かう=3



トントン”


「失礼します。」


社長はデスクに座って廉はその前に立った。


「何か・・・?」


「悪いが明日から九州に行ってくれ~私の仕事なんだが・・・こっちで急ぎの仕事が入ってしまってな・・・。」


「分かりました。」


「就任式の前日まで戻れないだろうから、こっちの仕事にミスのないように手配しておけよ!」


「・・・ハイ」


『こっちの仕事だけでも忙しいのに・・・九州って(>0<;)』


廉は心の中でぼやいていた・・・



「山内さんの家に行く=3 連絡を!」


廉が部屋から出て社長は言った。


『あっ・・・とうとう・・・』


松井の顔がこわばった。


松井は梨佳子に連絡をした。


♪~♪~
「もしもし」


「社長秘書の松井です。」


突然の電話にも関わらず梨佳子は以外に冷静だった。


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