いつも恋して・・・
「あったの?」


「・・・ううん」


梨佳子は忙しい今の廉に話すようなことではないと思って口を噤んだ。


「何かあったら言えよ!!」


「隠すなよ=3 前にも言ったよな!!」


「うん・・・何もないよ~」


「疲れてるのにゴメンね~もう帰って=3」


「?!帰れとか言う?(`へ´#)」


「いいよ、泊まるから・・・」


梨佳子は廉の上着の裾をぎゅっと握った。


「?どうしたの・・・(´A`)」


「・・・いつも廉さんに会うと思うんだ~早く帰って休んで=3 って言おうと思ってるんだ~ただ、一緒にいてくれると嬉しくて・・・つい言えなくなっちゃうんだ~最近疲れてるのにゴメンね(+_+;)」


梨佳子は酔った勢いで少し本音を言えた。


廉は酔って泣きながら話す梨佳子の体を引き寄せ、


「色々考えるなっていったのに・・・」


「・・・うん。」


「お前がウダウダ考えるとややこしいから考えるなよ!俺に気も遣うな!」


「・・・うん。」


「もうーっ」


「気を遣ってくれるなら、会いたいって言ってくれた方がいいのに・・・」


「でも・・・社長になったら近寄りにくくなるね(;_:)」


廉は今一番、梨佳子の口から聞きたくない言葉だった。


梨佳子が気にするんじゃないか・・・と不安でしょうがなかった事。


「お前マジにいい加減にしろよ?!」


廉は梨佳子の両肩を掴んだ。


「・・・。」


「会社を辞めたのに、俺の肩書きがどーなろうと全く関係ないだろ=3」


廉は一番気にしていた事だけに必死で声を荒げて言った。


「梨佳子は専務の俺がいいの?社長になったら嫌になるの?」俺の何かが変わる訳?!」


廉はどうしても梨佳子の中のわだかまりを取りたかった。


『大きく変わるよ・・・』


梨佳子は心の中でつぶやいた。


「ゴメンね・・・酔ってて、訳分かんない・・・」


梨佳子は廉の胸にうなだれて話をごまかした。












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