いつも恋して・・・
部屋の外では梨佳子の母親が心配そうに2人の様子を見ていた。


「失礼しますm(_ _)m」


廉はもう一度梨佳子の両親に深く頭を下げた。


「田畑さん=3」


廉が門を出て車に乗り込もうとしたら父親に呼び止められた。


「はい=3」


廉は入ったばかりの新入社員のような表情で父親の顔を真っ直ぐに見た。


「梨佳子は・・・」


「元気ですから(^0^)」


「・・・・はいっ(^-^)」


廉は梨佳子を待てるだけの人間になって、必ず梨佳子を迎えようと心に誓って山内家を後にした。


「伊藤・・・」


車に乗って少ししてから、


「梨佳子は・・・もう探さないでおこう・・・」


廉は小さな声で言った。


・・・・( ̄□ ̄;)))))


伊藤は廉の言葉に絶句した。


「どうしてですか?!」


「山内さんの実家で何かあったんですか?」


「いやっ・・・何もないよ!」


廉は伊藤と目を合わす事無く答えた。


「じゃ-どうして・・・・?!」


「もう諦めるんですか?」


廉は少し笑って・・・・


「そんなことができたらいいんだけどな(;_:)」


「待つよ・・・・」


「待つ?!」
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