《大.落》♥ やらかしちまって!〜眠り姫★
「まだ、決まんないのか。パーティーに来てく服」
「はい、よくイメージがわかなくて」
「イメージ? 初めてだから仕方ないか」
いいながら秀馬がじいっと一子を眺める。綺麗な瞳に見られて一子の視線は、さっきから宙をさまよっていた。
「あの……えっと……パーティーには、どんな服がいいんでしょう」
「それ、あんたの妹から電話で頼まれた」
「はい?」
何が何やら理解出来ない一子は、秀馬の顔を見つめる。
一瞬だけ一子と秀馬は見つめ合う形になっていた。生唾をゴクリと飲み込む一子。
「あんたに似合う服を選んでほしいんだと」
「あ、そんなことを? すみません! あの、真田さんはお忙しいでしょうから私なんかに構わず行っちゃって下さい、どーぞどーぞ」
一子は、恥ずかしい気持ちでいっぱいだった。
ーーー不二子ったら、何頼んでるのよ。
だが、秀馬が椅子から立ち上がる気配はなかった。
それどころか意外な言葉を一子に向けて言ってきたのだ。
「俺に選ばせると、かなり俺好みな服になりそうだが……あんたは、それでも構わないか?」