《大.落》♥ やらかしちまって!〜眠り姫★
ーーー真田さん好みな服。どんな服が好きなんだろ。知りたいけど、それ、私に着こなせる服なんだろうか?
迷っている一子の腕をぐいっと掴んで、秀馬は自分が立ち上がると同時に一子も立ち上がらせた。
「時間切れだ。迷ってる暇は無い」
「えっ?」
「さっさと行くぞ」
「あの、どこに?」
まばたきを何回かして秀馬を見上げた。
「服探しだ」
「あ、えっ?!」
選択する権利は無いらしい。引っ張られるままに一子は、秀馬の顔を見上げた。
ーーーまた、真田さんに迷惑かけてるかも……。
悪いと思いながら、ちょこちょことついていく一子の胸は、秀馬と一緒に歩くだけでもだんだんと高鳴る。
ーーーどんなに心を高鳴らせても無駄なのに一緒にいられるだけで……こんなに嬉しい。
一子は、ドキドキしすぎる胸をそっと抑えた。