《大.落》♥ やらかしちまって!〜眠り姫★


タクシーを降りた場所は、一子の家近くだった。

秀馬は、耕三の歩が一流ホテルを予約したという話を鵜呑みにしていなかった。

不安は、あった。一子が歩を好きにならないとは言い切れない。そうなれば、一流ホテルでなくても歩の家に2人で向かうかもしれない。


ーーーいや、俺は俺の直感と……男のくせになんだけど……運命なら、俺と彼女が結ばれる運命なら……



「なにブツブツ言っちゃってんの? うけんだけど」
秀馬の前に三津子が突然現れていた。

「うあっ! い、いや、俺ブツブツ言ってた?」
驚いてのけ反る秀馬。


「うん、きもいからさ〜くせなら直した方がいいんじゃん?」

「きもい……」
生まれて初めてきもいと言われ、秀馬は少なからずショックを受けていた。
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