《大.落》♥ やらかしちまって!〜眠り姫★
「あれ、一子姉、いつから聞いてたのさ?」
三津子が驚いて一子を見た。
「つい、さっき……」
一子は、答えながらもじっと視線は秀馬を捉えていた。
「さっき言ったのは、俺の本当の気持ちだ」
まっすぐに一子を見つめる。
やはり、びっくりしたロバ並みに大きな瞳が印象的だった。
「…あたし、先に帰ってるね。お邪魔さま〜」
気を利かせたつもりなのか、両手の親指を立てて見せる三津子。
三津子が行ってしまうと秀馬は恥ずかしい気持ちを隠すように首を回してみた。
「真田さん」
呼ばれて一子をまっすぐに見つめた。
見つめたまま、ゆっくりと近づいていく秀馬。一子も一歩ずつ近づいてくる。
2人の距離が手を伸ばしたら届く程になっていた。