気づいたら……♡♡

そのあと、すぐ湊が来てくれて運んでくれたらしい。保健の先生が言っていた。

俺がきづいた時には、夕方になっていて部活のあいさつが聞こえておわったのだと、いうことがわかった。

すると、すぐに廊下をバタバタ走る音が聞こえて保健室の扉を勢いよく開いた。

「先生、優斗いますか?」

「まだ、寝てるわよ」

そして、カーテンがひらいた。

「ゆうと?起きてる?」

「あぁ、起きてるよ」

「大丈夫なのか?」

「もう、だいぶよくなった。」

「よかった」

「病院に行かなくてもいいのか?」

なにも、返す言葉がなかった。そしたら、先生が

「優斗くんね、行こうって言うんだけど聞いてくれないの。なんとか、言ってやってくれない?」

「じゃあ、おじさんにきてもらうか?」

「えっ、それだけは、まじ勘弁。父さんうるさいし、いちいちいってくるし。」

「じゃあ、どうするんだよ。明日から愛美がくるんだぞ?そんなんで大丈夫なのかよ。」

「たぶん、寝れば治るよ。てか、ただの貧血だと思うし。最近、ふらふらすること多いし。」

「それ、大丈夫って言えんの?」

「いえるよ」

「じゃあ、いいよ。好きにしろ。もう、知らないからな!」

「うん。わかってる」

「今日は、帰ろう。ね?」

「じゃあ、さよならー」

そして、保健室を後にした。


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