気づいたら……♡♡
「あらっ、優くん?起きてたの?」
「うん。ついさっきね」
「もう、起きて大丈夫なの?今はつらくない?」
「もう、大丈夫だよ。すっかり寝て元気になっちゃったかな。」
「そうなのね。お父さんからきいて私慌てて帰ってきたんだから。」
「ごめんね。たぶん、一時的なものだからもう心配しないで」
「そうなのね。愛美ちゃんの事好きなのはわかるけど、自分の身体も大切にしなさいよ。」
「わかってるって。もう、うちは親揃って過保護なのかよ。」
「そうね。あっ、そういえばご飯作ってる途中だったわ。お母さん降りるからね。ご飯たべるわよね?」
「うん、食べるよ」
「よかった」
ホッとした顔をしながら、母さんは下に降りていった。