気づいたら……♡♡

「あらっ、優くん?起きてたの?」

「うん。ついさっきね」

「もう、起きて大丈夫なの?今はつらくない?」

「もう、大丈夫だよ。すっかり寝て元気になっちゃったかな。」

「そうなのね。お父さんからきいて私慌てて帰ってきたんだから。」

「ごめんね。たぶん、一時的なものだからもう心配しないで」

「そうなのね。愛美ちゃんの事好きなのはわかるけど、自分の身体も大切にしなさいよ。」

「わかってるって。もう、うちは親揃って過保護なのかよ。」

「そうね。あっ、そういえばご飯作ってる途中だったわ。お母さん降りるからね。ご飯たべるわよね?」

「うん、食べるよ」

「よかった」

ホッとした顔をしながら、母さんは下に降りていった。
< 88 / 93 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop