続*時を止めるキスを —Love is...—
ことさら残念そうに言えば、ついに彼が「ハハッ!」と噴き出して笑い始めた。
「そもそもコレ、藍凪が選んだヤツじゃん」
「それなら、“りゅーフェロモン”のせいだ」
「だったら、煽ったせいじゃねえの?」
「足りないって言ったくせに……」
「いなくて寂しかった?」
「うん……。りゅーがいないと、怒る人がいなくて静かだもん」
「オマエな、人を何だと思ってんだよ」
「えへへ」
じわじわと込み上げる喜びもかき抱くように、鍛えられたお腹に回す手の力を込める。
ここで、龍と付き合うことになって彼のマンションに泊まった日まで話を戻そう。
気持ちを確かめ合った私たちが会社から一緒に向かった先は、二度目の訪問となる彼のマンションだった。
実のところ、彼の性欲ぶりは分かっていたので、抱き潰されるのを覚悟していた。が、その日は濃厚かつ激しく2度シただけ。
え?落胆したかって?……個人的には回数よりも、密度や内容重視だと思うので満足させて頂きましたが。
お陰で次の日は少し遅めに起きられたので、そのままふたりでお風呂に入った。(半ば強制的に)
簡単な化粧も終えたのでそのまま帰ろうとすれば、そこで待ったがかかる。——週末は一緒に過ごそう、と。