少しずつ、見えるミライ
あっ、そうだ!!
こうなったら、こいつを使うしかない。
ちょうどいいタイミングで味方についたし、かなり目ざとい奴だから、いろいろ役に立ちそうな気がする。
「ねぇ、でも、なんで朝陽君、元ダンナの顔なんて知ってんの?」
「話せば長くなるけど、知りあった時は、まだあいつの奥さんだったから。」
「えっ、マジ?」
「うん。今度、それはゆっくり話すから、理恵ちゃん、俺に協力してくんない?」
「協力? あ、もしかして、邪魔するとか?」
「いや、そうじゃなくて、俺がツアー行ってる間、未帆さんの動き、報告してよ。」
「あ、そうか。土日、いないんだよね?」
「うん。」
「わかった。応援する。」
「ありがとう。マジ、頼む。」
よし!! これで、この場にいなくても、あいつの動きがわかる。
念のため、沙苗さんにも頼んでおけば、何とか話の内容くらいは掴めるだろう。
もちろん、未帆のことは信じている。
元旦那なんだから、話があるって言われれば、食事くらいは出かけちゃうかもしれないけど、優しい彼女が、そんなに簡単に俺を捨てたりしないって。
あいつのせいであんなに臆病になってたのに、彼女は俺に心を開いてくれた。
俺の気持ちを受け入れて、愛して、今まで支えてくれた。
目の前から彼女がいなくなったら、俺はどうなっちゃうんだろう。
未帆がいなくなったら、俺は、今まで通りにいろんなことを頑張れる自信がない。
こうなったら、こいつを使うしかない。
ちょうどいいタイミングで味方についたし、かなり目ざとい奴だから、いろいろ役に立ちそうな気がする。
「ねぇ、でも、なんで朝陽君、元ダンナの顔なんて知ってんの?」
「話せば長くなるけど、知りあった時は、まだあいつの奥さんだったから。」
「えっ、マジ?」
「うん。今度、それはゆっくり話すから、理恵ちゃん、俺に協力してくんない?」
「協力? あ、もしかして、邪魔するとか?」
「いや、そうじゃなくて、俺がツアー行ってる間、未帆さんの動き、報告してよ。」
「あ、そうか。土日、いないんだよね?」
「うん。」
「わかった。応援する。」
「ありがとう。マジ、頼む。」
よし!! これで、この場にいなくても、あいつの動きがわかる。
念のため、沙苗さんにも頼んでおけば、何とか話の内容くらいは掴めるだろう。
もちろん、未帆のことは信じている。
元旦那なんだから、話があるって言われれば、食事くらいは出かけちゃうかもしれないけど、優しい彼女が、そんなに簡単に俺を捨てたりしないって。
あいつのせいであんなに臆病になってたのに、彼女は俺に心を開いてくれた。
俺の気持ちを受け入れて、愛して、今まで支えてくれた。
目の前から彼女がいなくなったら、俺はどうなっちゃうんだろう。
未帆がいなくなったら、俺は、今まで通りにいろんなことを頑張れる自信がない。