少しずつ、見えるミライ
自分を落ち着かせるために、携帯を握りしめて、一人でベットに入った。
怖くて震えながら、このまま眠っちゃえばいいと思った。
だけど、どうしても寝付けなくて、不安だけが大きくなって行った。
嫌な予感が当たりませんようにって、何度も何度も祈った。
そうしているうちに、精神的にも、体力的にも、限界を迎えてしまったらしい。
いつの間にか私は眠っていて、泣くのをこらえていたはずが、目覚めれば、枕に涙の後が付いている。
ウトウトしながら辺りを見回せば、もう明るい。
ふと見上げると、修ちゃんのスーツがかかっている。
良かった、帰って来たんだ.......
そう思ったけど、なぜか怖くて、足がすくむ。
こんな時間に帰って来るのは、どう考えても普通じゃない。
シャワーの音が聞こえる。
修ちゃんは、バスルームにいるんだ。
とりあえず、勇気を出して、「おかえり」って言おう。
何もなければ、それでいいんだから.......
ゆっくりとバスルームに向かって歩いて行くと、上半身は裸のまま、修ちゃんが出て来た。
見慣れた姿のはずなのに、変な風にドキッとする。
悪い方に考えるから、妙に生々しさを感じる。
違和感を覚え、思わず俯いてしまった私を、修ちゃんが優しく抱きしめる。
怖くて震えながら、このまま眠っちゃえばいいと思った。
だけど、どうしても寝付けなくて、不安だけが大きくなって行った。
嫌な予感が当たりませんようにって、何度も何度も祈った。
そうしているうちに、精神的にも、体力的にも、限界を迎えてしまったらしい。
いつの間にか私は眠っていて、泣くのをこらえていたはずが、目覚めれば、枕に涙の後が付いている。
ウトウトしながら辺りを見回せば、もう明るい。
ふと見上げると、修ちゃんのスーツがかかっている。
良かった、帰って来たんだ.......
そう思ったけど、なぜか怖くて、足がすくむ。
こんな時間に帰って来るのは、どう考えても普通じゃない。
シャワーの音が聞こえる。
修ちゃんは、バスルームにいるんだ。
とりあえず、勇気を出して、「おかえり」って言おう。
何もなければ、それでいいんだから.......
ゆっくりとバスルームに向かって歩いて行くと、上半身は裸のまま、修ちゃんが出て来た。
見慣れた姿のはずなのに、変な風にドキッとする。
悪い方に考えるから、妙に生々しさを感じる。
違和感を覚え、思わず俯いてしまった私を、修ちゃんが優しく抱きしめる。