タマシイノカケラ
必死でもがいて、もがいて。

報われないと知っていながらも、助けを求め鳴き叫ぶ。










応えて──。







膝を抱え、更に小さくなる。



ぎゅっと、自分自身を抱き締める。








私、どうしたらいいの?





痛みは、ずっと体に染み付いている。





もう、取れないのかな?

ナオヤを忘れられないから、痛みも取れないんだよね……。





でも、どんなに廃人のフリをしても、ナオヤの事…忘れられないんだ──。


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