むとうさん
ハイボールが先に出てきた。濃いめの山崎に炭酸がきいてて本当に美味しい。
ポテトは温めるのに時間がかかるらしい。
ふう、とひと息つく。左側の女性客はすごく綺麗な人で、多分一緒にきている中年男性は口説いているようだった。ナッツをつまむ指先はホワイト系のジェルネイルだ。多分私より一回り年上なんだろうけど、最大限に綺麗にしていてずっと若く見える。
私の右隣は…相変わらず黙ってウィスキーを飲んじゃう渋い男。
むとうさんってけっこう顔立ちが整ってるんだなぁ。輪郭がしっかりしてるし、髭も生えてるし、短髪でこんな雰囲気だから男性的なんだけど。
ぼーっと見ていたら目が合ってしまった。
「どうしたの?」
あっ、なんていうか、、この人やっぱり怖いなぁ。しどろもどろしながら自然に目をそらした。
「お待たせしました〜。あつあつだよ!」
柏木さんが真っ白なお皿に乗ったポテトとを運んできた。
ポテトは温めるのに時間がかかるらしい。
ふう、とひと息つく。左側の女性客はすごく綺麗な人で、多分一緒にきている中年男性は口説いているようだった。ナッツをつまむ指先はホワイト系のジェルネイルだ。多分私より一回り年上なんだろうけど、最大限に綺麗にしていてずっと若く見える。
私の右隣は…相変わらず黙ってウィスキーを飲んじゃう渋い男。
むとうさんってけっこう顔立ちが整ってるんだなぁ。輪郭がしっかりしてるし、髭も生えてるし、短髪でこんな雰囲気だから男性的なんだけど。
ぼーっと見ていたら目が合ってしまった。
「どうしたの?」
あっ、なんていうか、、この人やっぱり怖いなぁ。しどろもどろしながら自然に目をそらした。
「お待たせしました〜。あつあつだよ!」
柏木さんが真っ白なお皿に乗ったポテトとを運んできた。