チェンジ!

「智也、ありがとね!」






「‥‥え、何が?」

突然の美保の言葉に、俺はきょとんとして答えた。




「助けてくれたこと。

智也、学校の交流会の時も助けてくれたよね。
あの時も今回も、私すっごく嬉しかったよ」




改まって感謝の言葉を言われた事が照れくさくて、俺は美保に目を合わせずに花火を見上げたまま答えた。



「いいよ、
助けられて良かった。」



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