花のような笑顔
華『潤さん、別にそんなのいいよ。

みんなが傍にいてくれるだけで私はもう何もいらない。』


私がそう言うと三人は少し驚いた顔をしたがすぐ笑顔を見せてくれた。
狼を覗いては。


狼『ダメだ。

そう言ってくれるのはもちろん嬉しいが、実家で祝ってもらうぞ。』


華『でも…』


狼『強制だ。』


俺様、狼様が出たー。
こうなったらもう諦めるしかない。


華『分かった。

でも、今日はだめ。

駿さん、近くに大きな湖があるお墓に向かってもらっていいですか?』


駿さんは意味が分かったみたいですぐ頷いてくれた。
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