花のような笑顔
私は目の前にいる笹村組の組長とその横にいる女を見据える。


二人は私を見てニヤニヤしていた。


咲『あなたが狼の彼女さん?はじめまして昔、狼と愛し合っていた咲子です。あ、もしかしたら今も、狼は私を愛しているのかもしれないわ。』


そんなふざけたことを言ってきたが、私は無視をして組長の方を向く。
無視されたことを怒った咲子が顔を真っ赤にさせながら何かを言っていたが、若頭に止められていた。


華『こんなことをして、ただで済むと思っているの?』


笹組『俺は黒崎組を潰せればそれでいい。そのためにお前らを殺しにきたんだ。』


そう言って黒いものを服から取り出した。

こうなることは予想していた。

黒崎組の組員たちは陵司さんを守るように立つ。
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