花のような笑顔
病室の扉が開き駿が入ってくる。


駿『若、そろそろ休んでください。華さんは俺が見てますから。』


華がいないと夜も眠れず、薬を使って何とか寝ていた。食事もまともにとれてはいない。
駿が心配しているの分かってる。でも俺は華のそばにいてやりたいんだ。


狼『大丈夫だ。俺が見るから。』


そう言って華の頭を撫でると駿が嬉しそうな顔をした。


駿『久々に若のそんな甘い顔を見ました。華さんもそんな若の顔を見たらすぐ目を覚ましそうですね。』


クスクスと笑いながら失礼しますと言って病室の出て行く。
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