キラキラ〜不良な君に恋してる〜
「そっか…」
落ち着いて、今日会ったことを話した。
葵はあたしに暖かいココアを用意してくれた。
ココアなんて、似合わないと言ったら、これはちょこちゃんのために買ったものだと自然と言われた。
なんか、見せつけられた気分。
「それで?」
「は?それでって…それだけだよ…」
「諦めちゃうの?」
「だって、あんなお似合いの彼女がいるんだ。かないっこないよ」
あたしが男だって、並んでたら迷うことなく向こうを選ぶ。
それくらい、わかりきった戦いなの。
「でも、彼女かどうかなんてわかんないよ」
「わかるよ。だって、お似合いだった」
「じゃあ、諦めるんだ。私は、諦めなかったよ。葵くんが他のとっても綺麗な人とキスしてるの見ても、諦めなかった」
「おい、その話忘れろ…」
思わぬ飛び火に葵が慌てる。
葵も忘れたい過去だろうに、ちょこちゃんはシレッとそう言い切った。
「せっかく、恋したのに諦めちゃうなんてもったいないよ」
「…恋なんて、するもんじゃないね」
こんなに悩むなら、しないほうがましだ。
でも、あいつの顔が頭から消えない。