しろっぷ
 ゆかりたち三人はエレベーターに乗り、デスクがある部屋の階までエレベーターが上昇。
 目的の階に着くと真紀は違う部署なのでそこで別れ、ゆかりと正志は自身のデスクまで歩く。
 その間、ゆかりと正志との間には妙な壁が出来ており、特に正志は落胆した顔に。

 まったく私の話を聞かないからだよ。
 あんな見え見えの罠に引っかかるとかバカじゃないの?
 
 何となくイライラしながらも正志の必死に何とかしようという気持ちに免じて、イライラをガマンした。
「・・・正志!」
「は、はい!!」
「悪いのは真紀なんだし、そんな顔しないの」
「すみません・・・」
「それに正志はもっとしっかりしないと。もうこんな風に・・・」
「・・・・・」
「ま、まあもういい大人なんだし・・・ね?」
「はい・・・」
 正志の方を叩いたゆかりは荷物を自分のデスクに置き、本日の連絡事項を聞くと業務を開始した。
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