しろっぷ
 朝からみっちり仕事をし、何とか本日の業務が終了した頃には完全に日が落ちていた。
 あ〜あ疲れた。もう帰ったらすぐに寝よう。
 頭の中でそう決意を固めていたところ、嬉しそうな顔をした真紀がゆかりの元へやって来た。
「ゆ〜か〜り〜」
「ゲッ、真紀」
「仕事終わったんでしょう?じゃあ行こうか?」
「今朝の話のやつ?やっぱり私はいいよ」
「ほらほらさっさと用意する。本当は彼氏とイチャイチャしまくりたいけど、親友のゆかりのためにね」
「ねえ真紀、今日その彼氏と会えないんでしょう?」
「・・・何のこと?」
 無理やりな笑顔でごまかそうとする真紀だったが、長年一緒にいるゆかりには全てお見通し。
「大方、今日一人で寂しいから私を巻き込もうしているだけでしょう?」
「な、な、な、何のことかサッパリですな」
「それに私、今日はつーちゃんを誘おうと思ってるし」
「つーちゃん?誰それ?」
< 115 / 306 >

この作品をシェア

pagetop