しろっぷ
「ほら前に『カフェ・ラジー』で働いていたイケメンの子がいたでしょう?」
「まさかあの20そこそこの子を狙ってるの?」
「まだ19だし」
「年下はやめときなって言ってるでしょう」
「自分の彼氏も年下じゃんか」
「でも、彼は私より大人だからさ〜♪」
「はぁーもういい。馬鹿らしい」
「まあ私の話は置いといて、もう会う約束したから行こう?向こうも忙しい中時間を作ってくれたんだから」

 ダメだ〜。
 真紀のこのしつこいパターンはいくら言っても聞かないやつだ。

 手で顔を隠すように覆い、ため息を吐いたゆかり。
「・・・わかったちょっとだけだよ?」
 イヤイヤながらも、結局真紀と一緒に行くことになるのであった。


 勤めている会社から、先日正志と待ち合わせをしたファミレスに向かうゆかりたち。
 今日は平日だが、仕事終わりのサラリーマンたちが席のあちこち座っていて、ファミレスは満席。
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