しろっぷ
「私ね、ゆかりみたいに年下好きではなかったんだけど・・・ 」

 だから勝手に年下好きとか決めつけないでくれる?
 別に年下は嫌いじゃないけど。

 その思いを口に出さないゆかりは黙って話を聞いていた。
「彼さ、凄くしっかりしているタイプで私を引っ張っていく人じゃない?」

 会ったこと一度もないんだけど。
 というより真紀の男とか全然興味ないんだけどさ。

 ビールでその言葉を流し込み、じっとガマン。
「私、彼のそんなところにキュンとしたわけ。彼となら結婚もって考えていたの。でも彼の母親がやめろって言うから結婚しないとか言ってさ」

 はいきましたダメ男〜!!
 真紀がダメ男を捕まえるのは天才的だからね。
 まずはそのダメさ加減でも吐いてもらいましょうか?

 沸き立つ思いをグッと堪え、ゆかりはまたもやビールを飲んで、自身を落ち着かせた。
「ねえゆかり、聞いてる?」
< 132 / 306 >

この作品をシェア

pagetop