しろっぷ
「聞いてるよ。用するにそいつがマザコンだったって話でしょう?」
「違う〜。そうじゃない〜。彼は悪くない〜」
 すると真紀は突然泣き出し、ゆかりは真紀を優しく撫でるが、顔は面倒くさそうな顔に。
「彼は悪くないの〜。彼は優しすぎなの〜」
「へぇー」
「彼ってマメだし〜、私のために料理を作ってくれるし〜」
「へぇー」
「それにね、テクで何回も昇天・・・」
「わかった。もうわかった。それ以上は言わなくていい」
 今飲んでいるビールを流し込み、ゆかりの手は違うお酒に伸びた。

 アホくさ。
 彼氏自慢とかされても面白くないんだけど。どうせなら悪口でも言わないかな。

 それからのゆかりたちはどんどんとお酒を飲み進め、次第にゆかりの目は座った目に。
「そ〜れ〜で〜、真紀はどうしたいわけ〜?」
「わ、私は別れたくないよ!!」
「なら彼にそう言わないと」
「わかってる。わかっているんだけどさ・・・」
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