しろっぷ
「う、うん?」
「今から実家に言って、お母様・・・いえ、お袋を説得しに行きます」
「あ・・・そう」

 いきなりどうしたんだこの男は?
 まあ、何にせよ終わりそうだから結果オーライか。

 ようやく帰れると安心したのも束の間、突然武彦が頭を下げていた。
「橘さん、真紀ちゃんと一緒について来てください」
「え?何で私が一緒に行かないといけないの?」
「橘さんがいると言えそうな気がするんです。お願いします!!」
「絶対にイヤ!」
 ゆかりがそう一喝すると寝ていた真紀が目を覚まして身体を起こしだした。
「う・・・う〜ん、・・・うるさいなもうー。」
「真紀起きなさい。武彦さんが来たぞ」
「武彦・・・さん?」
 寝ぼけた顔を上げる真紀だったが、武彦の顔を見た途端身だしなみを整え、何故か正座座りに。
「た、武彦さん・・・」
「真紀ちゃん・・・」
「はいはいそこまで。後は自分たちで何とかしなさい」
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