しろっぷ
 ゆかりが放った球を予定通りのコースで見事ストライク。
 けど、ゆかりは次もストライクを取ることしか頭になく、球が戻ってくるのをただじっと待った。

 どうしよう。
 今日調子いいからベストスコアー更新出来そうなんだよなーー。
 でもそれじゃあ、つーちゃんが負けちゃうしことになるし・・・。

 すると機械からゆかりの球が転がってきて、ゆかりは無意識に球を掴んだ。

 負ければベストスコアー更新ならず。
 勝てば・・・確か勝者が何でも決めれたんだっけ?
 ってことは・・・、つまりアレをしてもギリギリセーフ!!!!!

 ゆかりの勝手な妄想が、すでに目の前まで見えており、心臓の鼓動はバクバク。
 一旦落ち着こうと球を丁寧に磨き、球に写る自分自身を見て、冷静さを取り戻すことに。
「ゆかり姉、緊張してるの〜?」
 司のその一言にゆかりの鼓動は速さを取り戻し、ゆかりは一度司の方を見たのであった。
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