しろっぷ
 だが、格好はフリルみたいな感じの服だと気づき、真紀ではないことだけはわかった。
「誰?・・・・・あっ」
 ゆかりを呼んだ相手、それは司の姉優香里で、走ってゆかりのもとへ駆け寄って来てくれた。
「橘さん〜」
「どうしたんですかこんなところで?」
「私は美容院の方に。橘さんは?」
「わ、私は・・・この辺にある雑貨屋、そう雑貨屋さんに!!」
「雑貨屋さん?へぇーー」
「と、と、ところで優香里さん。なんだがおめかしされていますね」
「ええ」
「もしかしてデートとか?」
 ゆかりの問いに優香里は思わず照れてたのか、顔を真っ赤にしながら大きく頷いた。
「そうなんですか」
「あ、いえ、やっぱりデートとか言うわけではなくって、・・・そう!お詫びですお詫び」
「お詫び?」
「この前、ツーちゃんが正志さんにご迷惑をお掛けしたので・・・」
「まさか〜。正志が優香里さんにそんなお願いをしたんじゃあありません?」
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