しろっぷ
 グビグビグビグビ。
 1リットルもある飲み物を一気に全部飲み終え、ゆかりは再びソファーに身体を預けて寝ることに決めた。

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・やっぱり全然寝れない!!

 再度身体を起こしたしばらくの間、ただただほーっと新しいマンションの天井を眺めた。
「どうしたんだろう?やっぱり真紀のせい?いや真紀のせいだ真紀の!!」
 自分の言ったその言葉が正解だったのか、ゆかりの頭は何となくすっきりしたかのような感覚に。

 私もそろそろちゃんとした相手を見つけて真紀から解放されないと。
 ・・・でもそんな理由は相手に失礼だよね。

 そんなことを頭で考えているため、またもや頭が冴えてしまった。
 そこでゆかりはリラックスしようとソファーに寝そべることに。
「相手を見つけるにしても、私って誰のことが好きなんだろう?本当は自分でちゃんと選びたいんだけど・・・」
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