しろっぷ
 その言葉の後、二人の共通の話題は途切れ、互いに何も発することもないまま時間だけが過ぎる。
「そ、それなら私がここらでお暇させ・・・」
「優香里さん、もう帰るんですか?せっかくだからご一緒しません?」
「で、でも、おジャマになるのでは?」
「全然。お願いしますよ。ね?」
「は、はい」
 そう言われ、優香里はゆかりの隣へ座った。
 
 助かった〜。
 正直、相手が来るまででも時間潰しに付き合ってもらわないと。

 そう考えてか、ゆかりは優香里に飲み物を奢りことを告げたのであった。
 カランコロンカラン。
 再びこの店のドアを開き、ゆかりはそちらの方へ目をやる。
 アレ?
 その相手はゆかりに連絡をしてきた相手ではなかったのだが、何処かで見たことあるような顔の二人だった。
「この店のカフェオレはおフランス帰りの私を唸らせるほど美味しいザンスよ!」
「本当に?楽しみ〜♪」
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