しろっぷ
 だが、優香里の本心は半信半疑で、目がまったく笑っていない。
「だ、だから、そんな素敵な格好をされているんですね」
「あっ、わかります?」
「は、はい・・・」
「そうでしょう〜♪」

 なんだ〜♪
 やっぱり私の方が上じゃん〜♪
 多分アレだな、昨日の真紀のせいで疲れていただけ。

 そう確信したのか、ゆかりはニンマリと笑顔を浮かべ、喜びを見せた。
 それに対して、優香里は苦笑いを浮かべており、関節的に優香里は真紀の被害を被っていたのであった。
「あ!そうだ。昨日はツーちゃんへのプレゼント、ありがとうございます」
「い、いえ」
「まさかツーちゃん、アレが好きだなんて、よくわかりましたね?」
「え?あ、はい・・・。まあ好きじゃないかなって」

 そう言えば、アレの中身はなんだろう?

 今更そのことを思い出したのだが、借りに思い出したところで中身が何かなど聞けるはずもない。
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