しろっぷ
「離婚した理由はツーちゃんもあるんですが、もう一つはこの人の性格です!!」
「ちょ、ちょっと優香里!」
 武彦はよほど恥ずかしいのか、顔を真っ赤にしながら優香里の話を中断させようとした。
「武彦は黙ってなさい!!」
 ゆかりは一喝し、今度は武彦が俯く。
「この人は私よりお義母さんの方ばかり味方して」
「そ、それは違う。違うんだ!!」
「ウソはやめて!!そうやってウソばかりつくあなたも嫌なの!!」
「ゆ、優香里さん、落ち着いてください。ね?」
 ゆかりは憤怒した優香里を宥める。

 こんな優香里さん・・・始めて。
 って言うか別人?

 ゆかりがそう感じるほど、優香里の怒りは収まりを見せない。
「この人はお義母さんを一番で、私をないがしろにするような人なんです!!」
「僕は優香里のことも同じくらい大切に思って・・・」
 俯いていた武彦はそう言葉を放つが、武彦の口が震えていて説得力がまるでない。
< 224 / 306 >

この作品をシェア

pagetop