しろっぷ
『実はかなり前からあなたのことが気になり、連絡先を渡しました。ビックリでした( ? _ ? )』・・・・・」

 もうめちゃくちゃ動揺してるんですけどーーー。どれだけ私のツボをついてくるの?あ〜あもう抱きしめたい〜。

 個室の壁をまるで穴を開けそうな勢いでバシバシと何度も叩き、手がジーンと赤くなった時に我に返った。
「『よかったら今日どうすか?場所は後で書くんで_φ( ̄ー ̄ )にゃ』もちろんOKに決まっているじゃない」
 指はその伝達を受けた賜ったかのように文章を打ち込み、誤字脱字や絵文字など多すぎず少なすぎず。

 いや待て待て。
 これって単に食事ってことかな?
 それならこんなに凝らない方がいいかな?

 一度全てを消し、簡素と普通の中間を狙った量のメッセージと絵文字を少々。
「これくらいかな?」
 僅かに震えた手が送信するのをためらわせ、目をギュッとつぶって送信ボタンを。
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