しろっぷ
 部屋は何とか足の踏み場こそはあるのだが、服があちこちに散乱している。
 しかも最近はコンビニでご飯を済ませてばかりで買い物をほとんどしてもいない。
 更にここ最近、仕事などで体力を使いすぎたせいか身体の疲労も蓄積され、怠さも感じている。
「お母さん手伝って〜」
 そう人ごとのように発するが、それを返事するものなどいない。

 はぁ〜、片付けが1番面倒なんだよな。終わったからって何にもならないし、疲れるだけだし。
 ・・・でもこのままじゃあ、確実に貴人さんに嫌われるしな。こんな時くらい誰か手伝ってよ!!

 が、時間が時間だけにそのような事をしてくれる人はおらず、怠そうな声を出しながら掃除を始めた。
 ダン!
 テーブルに置いてあった物が落ち、ゆかりはそれを面倒くさそうに拾う。
 これって・・・。
 ゆかりが拾ったそれは先ほど貴人からプレゼントされた物であった。
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