しろっぷ
 そして、貴人の目は獲物を狙うかのような目つきになり、ゆかりは小動物のように怯えた。
 チュッ。
 ゆかりの顔を優しく手で触れてされたkiss。
 貴人の唇の感触が先ほどの体験を思い出させ、ゆかりは目を閉じ、身体は貴人に預け、何も考えれない自分がそこに。
 しかも今度のゆかりは自分から舌を絡ませ、貴人はそれに合わせてゆかりを引き寄せた。


 しばらくそれが続いた後、貴人から身体を引き離すと、ハザードランプを解除させ、車を発進。
 ゆかりはまだ夢の中にいるみたいで、ボーっと外を眺めており、身体に力が入らないのか、腑抜けて座っている。

 アレ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・またほしい。

 そう願って貴人の方を見たが、貴人は運転中のためそれは叶わず、ゆかりは寂しくなっていた。
「ゆかり、次は間違えるなよ。名前で呼べよ名前で」
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