しろっぷ
 とても良い雰囲気・・・になるはずだったのだが、またもやそれを恭子がそれを悪化させたのであった。
「和田野ちゃん、ここ遅いざますね。私の従業員なら即クビざますよ!!」
「そ、そうザンスね」
 連れの男である夏雄は、周りのお客の冷たい視線を察知し、頭をペコペコ下げていた。
 ゆかりたちはこの二人にある種救われたが、反面雰囲気をメチャクチャにされてあまり喜べない。
 貴人さん。私ちょっと化粧直しに・・・。
 ゆかりは一度気分を変えようと席を立ち、そのままお手洗いのある方へ。
 何とも言えないモヤモヤ感を抱きながらお手洗いの個室に入り、朝から見ていなかったスマートフォンをチェック。
「あ、つーちゃんからメッセージ来てる。『バイト終わったヾ(@⌒ー⌒@)ノゆかり姉はまだお仕事?今日ゆかり姉にイジワルされたから、友達と一緒にツーリングだよ〜( `ω´)』か。あ、写メ付いてる」
 
 
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