本気の偽りの恋。


次の日、私は
昨日のことを真奈に報告した。
すると、真奈は、

「いい感じだねえ。ニヤニヤ
がんばれよ、沙那」

授業中も
ずっと涼くんのことを、考えてた。


いつの間にか放課後になっていた。

「沙那今日ずっと上の空。」

「恋ってすごいねえ。でれでれ」

「話してくれば???」

「もちろん!」

私が階段を降りて行くと
またばったりでくわした。


「やっぱ先輩、みはからってますよね。こわ」


涼くんがいた。

「逆でしょ(笑)」

それから少しだけまた他愛もないはなしをして
涼くんは部活に行ってしまった。

< 27 / 78 >

この作品をシェア

pagetop