青空の下に ~ 私たちの1ページ ~
放課後になり、待ち合わせの裏庭にきた。
田村はもうすでに、裏庭にきていた。
「んで?」
田村の目を見る気になれなかった。
「えっと、好きです!付き合って下さい!」
田村は、頭を下げて言った。
「ごめん、俺好きな人い…」
言いかけた俺の言葉を田村は遮った。
「どーせ、雪ってこでしょ?」
「じゃ、そうゆうことで」
俺は、その場から離れようとすると田村はとめた。
「あのこは、健汰だよ?ねぇ愛莉じゃダメなの?叶わない恋なんてやめれば?」
あー、めんどくさい 。
コイツ嫌いだわ。
俺は、腕を組ながら田村を睨んでいる。
「お前には関係ない。部活行かなきゃなんだけど…」
「うそだよ!さっきのは忘れて?」
そう言い残し、田村は俺に背を向けた。
俺は、田村を引き留めた。
「は?待てよ、なんだよ」
「覚えてないの…?愛莉のこと…」
は?訳わかんねぇ。
愛莉…?