君愛。
話を聞くと、彼は雄大と同じ暴走族の先輩だという。
暴走族なのにイメージとは違い優しい人。
どこか雄大と似ているな、と思いながら話をしていた。



「俺バイクの事故で足折っちゃってさあ」



バイクを仲間と乗り回していると、ガードレールにぶつかって足を折ったんだという。
こういう事があるから暴走族は心配なんだ。



しばらく2人で話をした後、お互いのベッドに戻った。



「圭太さんか。」


雄大の先輩が優しそうな人で良かった。
でも、まさか同じ暴走族の2人が同じ病院だなんて、思わなかったけど。


でも、雄大の病気のことが心配で仕方ない。
治るのかな、......絶対に治るよね。


私はそう信じて、ベッドに潜り目を瞑った。



思い浮かぶのは雄大の顔。


「雄大......好き。」



こんなに誰かを好きになったのなんて、初めてだった。
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