君愛。
病室へ戻ると、どこか見覚えのある顔の人が居た。


「佳奈?」


「由美ー!いきなり学校辞めたと思ったら入院しちゃっててビックリしたよ。」



笑顔で私に話しかけてくる佳奈に、私は開いた口が塞がらなかった。


「何でここが分かったの?」


そう。


佳奈には私が入院しているということは、分からないはずなんだ。


だって、私は何も言わず学校を辞めて事故にあって、入院した。

連絡なんて入れてないのに。


「あー、由美の彼氏の雄大くん居るでしょ?で、由美のお見舞いに行ってやってくれって連絡あってさ。」
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