毒舌紳士に攻略されて
きっと彼ならすでにもういるに違いない。
慌てて片づけをし、立ち上がる。
「琴美、お先に!」
「はいはーい!楽しいひと時を過ごしてきてね~」
楽しいひと時、か。
きっと彼とふたりっきりでなかったら、そんな時間を過ごすことが出来たのかもしれない。
「お先に失礼します」
すっかり仕事モードに入ってしまった琴美やまだ残っている先輩達に挨拶を済ませ、急いで総務部を後にする。
本社には約八百人ほどの社員が、地上五階建てのビルの中で勤務している。
市街地より少し離れた場所にある本社の作りは建坪面積が広く、五階建てと言っても面積を考えればかなり広い。
総務部は四階にあり、各階に控室が完備されておりそこで着替え等は済ませることになっている。
まぁ、控室を使うのは専ら女性社員のみだけど。
制服などは決まっておらず、毎日のコーディネートにそれなりに気は使うものの、総務部は主に女性社員で構成されているから、営業部や広報部といった男性社員が多い部署に比べたら、特に気合いを入れなくて済むから皆気楽だと言っている。
慌てて片づけをし、立ち上がる。
「琴美、お先に!」
「はいはーい!楽しいひと時を過ごしてきてね~」
楽しいひと時、か。
きっと彼とふたりっきりでなかったら、そんな時間を過ごすことが出来たのかもしれない。
「お先に失礼します」
すっかり仕事モードに入ってしまった琴美やまだ残っている先輩達に挨拶を済ませ、急いで総務部を後にする。
本社には約八百人ほどの社員が、地上五階建てのビルの中で勤務している。
市街地より少し離れた場所にある本社の作りは建坪面積が広く、五階建てと言っても面積を考えればかなり広い。
総務部は四階にあり、各階に控室が完備されておりそこで着替え等は済ませることになっている。
まぁ、控室を使うのは専ら女性社員のみだけど。
制服などは決まっておらず、毎日のコーディネートにそれなりに気は使うものの、総務部は主に女性社員で構成されているから、営業部や広報部といった男性社員が多い部署に比べたら、特に気合いを入れなくて済むから皆気楽だと言っている。