愛を教えてくれた君に
君との会話

-Nico-



はぁ~席替えか…。

正直、女子は茜里ちゃん以外まともに話したことがない。

あとは太陽くんとたまに話しかけてく人だけ、

みんなで騒ぎはするけど実際は一人の気がする。


「虹恋?」


はぁ~やだょ~。


「虹恋!!!!」


「え!?」


茜里ちゃんから出た大声に驚きを隠せず

私は目を見開いて茜里ちゃんを見た。


おぃ?加嶋?どうした?」


太陽くんが茜里ちゃんに問いかけた。


「なんかごめん・・w

 虹恋が上の空だったから叫んだw」


なんだっとクラスのみんなも安心したように

席に着いたと同時に先生が来た。


「さっき加藤の名前叫んだ奴居ただろ?
 廊下の端まで響いてたぞ~。喧嘩かぁ??」


太陽くんがいった


「叫び声の正体は加嶋ですよw」


「加嶋?加藤となんかあったのか??」


「虹恋が上の空だったから叫んじゃいました・・・w」


私も必死に答えた


「ご めんなさい・・私のせいで」


茜里ちゃんは目を見開いて言った


「ごめんね虹恋?驚いたよね・・?」



「大丈夫だよ?ホントにごめんね?」


私は必至に謝った。


茜里ちゃんは頭をなでてくれた。

少し安心したのもつかぬま。

席替えをすると先生が言い。

普通は1番からなのに一番最後の34番が

先に引くことになり。

みんなが引き終える黒板に番号と席を書いた。

私は窓側の一番後ろの席になった。


「虹恋どこ ??」


「窓側の一番後ろ。茜里ちゃんは?」


「私、窓側の一番前。」


ショック。遠すぎる。

なんでこんな目に・・・。

はぁ・・・。

皆が机とイスをもって移動し始めた。

あぁ急がないと

私があたふたしていると、

太陽くんが話しかけてきた、


「虹恋ちゃん?席どこ?」



「私窓側の一番後ろ。」


「うそ?俺の後ろじゃん!!!!
 おれが机運んでやるから、イスだけ持ちな!」


「ありがと う。」


私なんかになんで太陽くんは優しくするんだろ。


ふっと周りをみると。不思議なメンバーだった。
なんと隣は山田くん。
前は太陽くん。
そして斜め前はクラスで一番明るくて可愛い女の子。
中城 真珠ちゃん-Mami Nakashiro-
彼女はなぜか私と話さないほかの子は話すが彼女だけは一度も。

「おっと。窓側の後ろ。濃いのが集まったな。」

先生の濃いってどうゆう意味だろ。

私以外は確かに存在感のある人たちばかりだ。

太陽くん、山田くんは学年で1、2を争うイケメンだと
この前他の子が言っていた。

それに中城さんは可愛いってクラスの男の子が一回言ってたのを聞いた。

はぁ・・・どうしよう。

こんなメンバーの中で平気かな??。
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