愛を教えてくれた君に

ーKaiziー



5.6時間目の授業は加藤が少し気になった。

加藤と普段いる奴は心配はしてるが、

会いにいことしない。

コイツらは所詮自分しか見えてないのか?

なぜか俺は最後まで教室に残ってみた、

1人でも加藤に鞄を届けたりできるような人間がいるクラスなのか・・・。

結果俺が最後の1人そして加藤の鞄ある。

アイツらみんな上辺か?

俺は保健室に行くと加藤と一緒に帰ってくれと頼まれた。

俺は普段ならほかの人と帰るのを拒む。

なぜ俺はこんな行動をとったか、

自分でも理解できなかった。

用事で養護教諭がいなくなった。

俺にお願いねっといって去っていった。

「あの・・・?」

心配そうに見つめてくる。

「なに?」

おれは無表情で答えた。

「嫌なら無理しないでね・・・?」

っと1人で立った加藤はふらふらだった。

でも俺に無理させまいと元気な振りをしていた。

「ほら!大丈夫だから」

っと言って作り笑いをする。

バカだろコイツ。

バレバレだよ。

普通の女なら喜んでついてくるのに

加藤は俺に頼ろうともしない。

逆に心配になる。

「おっと・・・」

小さい声で加藤は言った。

やっぱりほっとけなわ。

今日だけ許してくれ。

壁で体を支えながら歩く加藤の腕を掴んだ。

「うわ」

っと驚き変に声をだす。

「少しは人頼れば?」

俺は加藤に背中を向けた。

「え・・・?。」

「乗れよ。」

「重いよ?」

「1回抱えてるんだから知ってる」

「あ・・・ごめん」

「はやく。」

加藤はこっくんっと頷いて俺の背中に体重をかけた。

やっぱり軽すぎる。

なぜこんなにも心配をしているのだ ろう。

なぜ俺をこんなに心配させる・・・・。
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