二回目のプロポーズ

「日村君は短冊になんて書いたの?」

「僕も雪さんと一緒ですよ」

「そっか・・・」

「でもなんで七夕の日にお願いするのかな?今日は織り姫と彦星が会う日なんでしょ?」

「言われてみるとそうですね」

二人顔を見合わせて

「でも、なんか星を見てるとなんかお願いせずにはいられないんだけどね」

その時あの短冊の裏に書いてあった文字を思い出して

「いいんじゃないですかね、いっぱいお願いすれば」

「ううん、私が叶えたい願いは一つだけなんだ」

「それって、短冊の・・・」

「うん、そう」
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