二回目のプロポーズ
「小さくて可愛い」
線香花火の小さな灯りにかすかにみえる雪の顔
「落ちてくれるなよ」
「もう、日村君子供みたい」
「あはは、こういうのは何歳になってもわくわくする」
そして最後の一本になり
「雪さんがやって」
「うん」
最後の一本ができるだけ長く、むしろずっと終わらなければいいと思っていた
「終わっちゃった・・・」
「終わりましたね」
そして雪を見ると雪は星を見上げていた
「2人は会えたかな?」
「会えたよ、きっと・・・」